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【雛】
「なんかなし崩し的に始まっちゃった企画だけど」 |
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【つむぎ】
「わわ……いきなり投げやりな……ダメですよ、雛さん」 |
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【雛】
「ま、仕方ないから付き合ってあげるわ」 |
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【つむぎ】
「は、はぁ……(ため息)
そ、それじゃあ始めましょうか?」 |
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【雛】
「ところでつむぎさん? ゲームのタイトルにもなってるけど、基礎看護技術ってあるじゃない?
看護実習と看護技術の授業って何が違うか分かる?」 |
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【つむぎ】
「い、いえ。よく分かりませんが……」 |
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【音乃】
「うふふ、それはね?」 |
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【つむぎ】
「あっ。音乃先生! おはようございますっ!」 |
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【音乃】
「うんうん。おはよう。
さて、雛さんのさっきの質問なんだけどね?」 |
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【音乃】
「まず、看護実習って簡単に言っちゃうと、読んで字のごとし。
実際の看護の現場に出て習うことね」 |
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【音乃】
「もっと分かりやすく言うと、実際の病院の現場に出て患者さんをお相手にすること」 |
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【つむぎ】
「な、なるほど……。それでは、基礎看護技術は、どういう感じですか?」 |
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【音乃】
「そうね。雛さんやつむぎさん、健康クンは、まだ危なっかしくて
患者さんを受け持たせるなんてできないから、その前に色々お勉強しないとね?」 |
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【雛】
「ううう……ずばっと言われちゃった。たしかにそうなんだけど……」 |
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【音乃】
「そんなわけで、実際の病院など現場に出る前に
生徒さん同士で実際に患者さんに施す基礎看護技術を学びあうのが
基礎看護技術の授業ってわけね」
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【雛】
「あたしたちが授業でするのも看護実習ってたけど、違うのね」 |
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【音乃】
「もしかすると、看護実習も基礎看護技術の授業も同じ呼び方をしてる学校もあるかもだけど、
うちの学校では別物として扱ってるみたい」 |
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【雛】
「それじゃ、基礎看護技術の授業ではどんなことをするんですか?」 |
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【つむぎ】
「看護実習ではどんなことをするんですか?」 |
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【音乃】
「あらあら、なかなか熱心ね?
でも、今日のところはこれでおしまいみたい」 |
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【雛】
「ええーーー!」 |
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【つむぎ】
「残念ですけど仕方ないですね」 |
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【音乃】
「それじゃ、また次回にお会いしましょうね。
聖クレセント記念病院付属看護学校に入る前の予習もしっかりしましょうね」 |
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