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【音乃】
「それじゃ、つむぎさんの質問の、看護実習ってどんなことをするのかからお話ししましょうか」 |
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【つむぎ】
「はいっ。よろしくお願い申し上げます!」 |
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【音乃】
「まず実習って、うちみたいな病院付属の看護学校は、
そこの病院に実習に行くことになるみたい。
だから、みんなは聖クレセント記念病院に行ってもらうことになるわね」 |
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【雛】
「ふむふむ。
聖クレセント記念病院って、結構大きな病院だったわよね〜」 |
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【つむぎ】
「さて……ここからちょっと、いきなり専門的になるかもだから、覚悟しておいてね?」 |
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【つむぎ】
「は、はいっ(どきどき)」」 |
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【音乃】
「まずはおさらいのために、ここのページを見てみてね」 |
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【雛】
「単位とかずらずら〜って書いてますけど、臨地実習のところを見ればいいんでしょうか?」 |
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【音乃】
「そうそう。
みんなはまだ一年次だから、臨地実習 単位2ってことになってるわね」 |
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【つむぎ】
「ふむふむ……」 |
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【音乃】
「まず一回目の看護実習は、うちの学校では『看護実習1−1』って呼ばれてるの」 |
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【音乃】
「1−1の内容は、先輩看護師さんについていって、実際の看護の現場を見学すること」 |
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【音乃】
「そして、目的は、見学して看護の意味を考える」 |
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【音乃】
「なーんて感じね。
医療行為と名の付くものを患者さんに施すときは、いかなる時も、
なんらかの目的と意味が必要になるの。
なぜその医療行為が必要なのか? って感じね。
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【音乃】
「1−1だと、見学して看護の意味を考えるって目的を設けてるけど、
目的意識を持ってもらう癖をつけてもらうのも、実習の意義の一つみたい」 |
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【雛】
「ちょっと待ってください、先生?
1−1は、ただついていくだけですか?」 |
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【音乃】
「そうね。詳しく説明したいのはヤマヤマなんだけど……
実は、この看護実習1−1は、ゲームの中で触れられてるから
あまり話すとネタバレになっちゃうみたい」 |
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【雛】
「ううう……大人の事情ってことですね」 |
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【音乃】
「1−1では、さっきも言った感じで、とにかくついて回ること。
これは一日だけの実習で済むわ。
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【音乃】
「1−1が終わったら、看護実習も、いよいよ本格的になっていくわよ。
1−2では、うちの学校だと三日間実習に出て、受け持ちの患者さんにつく感じね」 |
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【つむぎ】
「想像するだけでドキドキしてしまいます……
本当に患者さんを受け持つなんて……」 |
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【音乃】
「大丈夫よ。
たくさん勉強して、たくさん経験詰めば立派なナースさんになれるわよ」 |
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【つむぎ】
「はいっ! がんばります!」 |
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【音乃】
「まだ、もうちょっと時間あるみたいだから、これからの看護実習って
どんなことするのか、大体流れだけ説明するわね」」 |
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掲示板で先輩ナースさんも書いていらっしゃったけど、
保育園や老人ホームとか、病院以外のところに実習に行くこともあるわよ。
ちょっと変わったところだと、訪問看護とかも経験してもらうかも。
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やっぱり、各実習には「目的」を求められて、終わったらレポートも書いてもらうみたい。 |
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【雛】
「れ……レポート……」 |
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【音乃】
「看護学校は、とにかくレポートの宿題が多いわよ? うふふ。
まあ、ナースなお仕事に就くと、毎日がレポートみたいな感じだから
学校にいる間に慣れておかないとね」 |
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【つむぎ】
「毎日がレポート……
なるほどです。看護記録とか色々ありますものね」 |
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【雛】
「なんとなく気が重くなるけど、頑張らないとね……」 |
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【音乃】
「さてっと。レポートのお話もでたところで、
次は看護学校の授業内容についてお話しするからね。
お楽しみに♪」 |
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