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【音乃】
「さ〜て、いよいよ一応の最終回ね」 |
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【雛】
「一応ってことは、まだ続く可能性もあるってことですか?」 |
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【音乃】
「そうねー。色々ゲーム中と本当の学校の違いとか指摘も入ってるし。
まあ、これはそのうちゲームが評判良かったら続けましょう」 |
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【つむぎ】
「ドキドキしますね……。あっ……目眩が……」 |
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【音乃】
「じゃ、話しを戻してっと。
今日は看護学校の授業のお話だったわね」 |
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【雛】
「普通の大学とかと違うところとかあるんですか?」 |
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【つむぎ】
「うん。なかなかいい質問ね。
結構、独特なところもあるから、順を追って説明するわね」」 |
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【つむぎ】
「は、はいっ。よろしくお願い申し上げます!」」 |
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【音乃】
「まず、聖クレセント記念病院付属看護学校では、授業は4時限で行われるの」 |
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【雛】
「4時限って……お昼までで終わりですか?」 |
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【音乃】
「うふふ。残念ながら違うわよ。
一時限は90分あるからね」」 |
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【雛】
「け、結構長いですね……」 |
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【音乃】
「授業内容は、専門的授業はもちろん、一般教養も学んでもらうわ」 |
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【つむぎ】
「ふむふむ……一般教養もですか」 |
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【音乃】
「うんうん。
これはゲーム中でも、ちょっとわたしが触れてることなんだけど、
ただ『看護ができる』っていうだけじゃ看護師とは言えないのね』 |
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【音乃】
「看護師ってね? とにかく深く広く知識が必要とされるお仕事だから、
どんな勉強でも、基礎がおろそかになると、もうそれで何も分からなくなっちゃうわよ?」」 |
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【音乃】
「患者さんだってお年寄りから小さな子供さんまで、男女問わず、色んな方がいらっしゃるでしょう?
それに人間なんだから性格だって十人十色だし」
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【音乃】
「毎日毎日の勉強と経験の積み重ねが立派なナースさんになれる早道かも」 |
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【雛】
「ううう……ナースの道は一日してならずって感じですね」 |
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【音乃】
「それから、これも看護学校独特かもだけど、講義をしてくださるのは、
本職のお医者さまとか、先輩ナースさんだったりすることが多いわね」 |
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【雛】
「なるほど……。
病院付属の学校ですから、やっぱり先生も聖クレセント病院のお医者さんだったりするのかな」 |
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【音乃】
「うちの学校ではそうね。
だから急なオペや診察なんかが入ると、いきなり休講なんてことも
時々あるかも」 |
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【雛】
「でも単位はこなさないといけないんですよね。
ってことはー、結局後回しになっただけってことですよね……」 |
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【音乃】
「そうそう。
ちょっと堅苦しいお話になっちゃったけど、やっぱり国家資格だしね。
頑張ってお勉強しないとね?」
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【雛】
「が……頑張ります」 |
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【つむぎ】
「気を引き締めていかないといけませんね……」 |
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【音乃】
「さてっと。実は、まだまだお話しきれていないところもあるんだけど……
また次があれば色々お話するわね」 |
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【音乃】
「やっぱりエッチなゲームだから、色々そういう展開もあるけど……
看護師を目指す人のためにも、より実際に近いお話なんかもできるといいなー
なんて、音乃先生は思ったりしてるかも」 |
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【雛】
「だから、応援よろしくしてあげるから、このゲーム買ってよね」 |
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【つむぎ】
「あわわ……ちょ……ちょっと、それは直接的すぎます……」 |
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【音乃】
「うふふ。
それじゃ、みなさん?
聖クレセント記念病院付属看護学校で会いましょうね?」 |
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